一人ではなかったのに Category:思ったこと Date:2016年10月19日 自分の気持ちを誰かに正直に打ち明けたとき、もし、その誰かが私の気持ちを否定したら。私はそういう場面を思い浮かべると、強い恐怖感に襲われる。否定される=もう生きてはいられない くらいの恐怖感。家族や主治医に対してもそう思ってしまうので、これに関しては何かしらのトラウマがあるのだろう。ただ、このトラウマに関する具体的な出来事は思い出せない。もしかしたら、積み重ねた体験なのかもしれないし、辛すぎて忘れたのかもしれないけど、まあ今あるトラウマを思えばあり得ない話ではないと思っている。私は今まで、天涯孤独の人生を歩んできた訳ではない。トラウマに関する人以外の出会いは当然あった。私のことを慕ってくれたり、好意的に見てくれたり、簡単には話せないようなことを話してくれたり、いい出会いがあった。けれど、結局SOSを出せなかった。このトラウマのせいで、自分の苦しい気持ちに自信が持てなかったし、自信が持てないどころか、私は自分の苦しさにも気づいていなかった。私が私のSOSに、このトラウマの存在に、気づいていなかった。この病気は自分ではどうにも出来ない出来事が原因で起こる。でも、今まで私は一人ではなかった。その上で心を閉ざすことを選んだのは、私だ。そして未だにその選択をし続けている。「病気だから仕方ない」で済む時期もあったかもしれない。でも、このままじゃ、私は誰がどんなに私のことを想ってくれたって、一人ぼっちで、甘ったれでずるいまま生きていくことになる。今は具体的に何をすればいいかわからないけど、いつかここから抜け出したいと思う。 [1回]PR