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ハルの記録

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一人ではなかったのに

自分の気持ちを誰かに正直に打ち明けたとき、もし、その誰かが私の気持ちを否定したら。
私はそういう場面を思い浮かべると、強い恐怖感に襲われる。
否定される=もう生きてはいられない くらいの恐怖感。
家族や主治医に対してもそう思ってしまうので、これに関しては何かしらのトラウマがあるのだろう。
ただ、このトラウマに関する具体的な出来事は思い出せない。
もしかしたら、積み重ねた体験なのかもしれないし、辛すぎて忘れたのかもしれないけど、
まあ今あるトラウマを思えばあり得ない話ではないと思っている。

私は今まで、天涯孤独の人生を歩んできた訳ではない。
トラウマに関する人以外の出会いは当然あった。
私のことを慕ってくれたり、好意的に見てくれたり、簡単には話せないようなことを話してくれたり、いい出会いがあった。

けれど、結局SOSを出せなかった。
このトラウマのせいで、自分の苦しい気持ちに自信が持てなかったし、
自信が持てないどころか、私は自分の苦しさにも気づいていなかった。
私が私のSOSに、このトラウマの存在に、気づいていなかった。

この病気は自分ではどうにも出来ない出来事が原因で起こる。
でも、今まで私は一人ではなかった。
その上で心を閉ざすことを選んだのは、私だ。
そして未だにその選択をし続けている。

「病気だから仕方ない」で済む時期もあったかもしれない。
でも、このままじゃ、私は誰がどんなに私のことを想ってくれたって、
一人ぼっちで、甘ったれでずるいまま生きていくことになる。
今は具体的に何をすればいいかわからないけど、いつかここから抜け出したいと思う。

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